ハーブの名前の由来は?かわいい名前のハーブに込められた意味

ハーブの名前の由来は?かわいい名前のハーブに込められた意味 ハーブ

ハーブは料理や香りづけ、美容など様々な用途で活用できるだけでなく、その名前も魅力の一つです。

ハーブの名前は、その香り、見た目はもちろん、歴史や文化、人々の想いが込められています。

かわいい名前のハーブもたくさんあり、その由来を知ることで、ハーブへもっと興味を持ってもらいたいと思います。

ここでは、かわいい名前を持つハーブとその名前の由来や花言葉をご紹介いたします。

【ハーブの名前】かわいい名前のハーブの由来を探る

かわいい名前のハーブの由来を探る

かわいい名前のハーブの由来を探る

植物の葉の形や色に由来のあるハーブ
香りに由来のあるハーブ
生育環境に由来のあるハーブ
歴史や文化に由来のあるハーブ
人名や地名に由来のあるハーブ
見た目や感触に特徴があるハーブ

の6つがあります。

それぞれに由来のあるハーブをご紹介いたします。

植物の葉の形や色に由来のあるハーブ

植物の葉は、その種類によって形や色が実に様々です。

ハーブの世界においても、葉の形や色が名前の由来になったものが多く存在します。

そんな葉の形や色に特徴的なハーブたちをご紹介いたします。

レモンバーベナ

レモンバーベナ

葉がレモンの形をしていることから名付けられました。

爽やかなレモンの香りがあり、ハーブティーとして人気です。

フェンネル

フェンネル

葉が糸のように細いことから、イタリア語の「finocchio」(細い)に由来する名前が付けられました。

独特の甘い香りがあり、魚料理によく使われます

シルバータイム

シルバータイム

葉が銀色をしていることから名付けられました。

タイムの一種で、強い香りがあり、料理やハーブティーによく使われます。

香りに由来のあるハーブ

ハーブの香りは、その種類によって様々で、私たちの心を癒したり食欲をそそったりと、様々な効果をもたらしてくれます。

香りに特徴的なハーブをいくつかご紹介いたします。

アップルミント

アップルミント

リンゴのような甘い香りが特徴のミントです。

葉は緑色で、さわやかな清涼感があります。

レモンバーム

レモンバーム

レモンのような爽やかな香りが特徴のハーブです。

葉は緑色で、葉脈がくっきりと浮き出ています。

パイナップルセージ

パイナップルセージ

パイナップルのような甘い香りが特徴の多年草です。

花は赤色で、筒状の形をしています。

スペアミント

スペアミント

清涼感のある香りを持つミントの代表的な種類です。

葉は緑色で、料理や飲み物によく使われます。

生育環境に由来のあるハーブ

ハーブは、その生息地である生育環境によって、香りや効能が大きく異なります。

その生育環境に由来のあるハーブをご紹介いたします。

カモミール

カモミール

リンゴのような甘い香りを持つハーブで、地面を這うように成長するため、ギリシャ語で「地面のリンゴ」という意味の名前が付けられました。

レモンバーム

レモンバーム

レモンのような爽やかな香りを持つハーブで、ミツバチを惹きつけることから、「蜜蜂のハーブ」という意味の名前が付けられました。

ミント

スペアミント

湿った場所を好み、川沿いに生えていることから、「水辺のハーブ」という意味の名前が付けられました。

歴史や文化に由来のあるハーブ

ハーブは、単なる調味料や薬草を超えて、人類の歴史と文化に深く根ざした存在です。

それぞれのハーブには、長い年月をかけて人々と共に歩んできた物語があり、その土地の風土や生活、そして信仰と密接に結びついています。

歴史や文化に由来のあるハーブをご紹介いたします。

カモミール

カモミール

古代エジプトでは、太陽神ラーの象徴とされ、神に捧げる花として使われていました。

名前はギリシャ語の「chamaimelon(地面のリンゴ)」に由来し、リンゴのような甘い香りが特徴です。

ラベンダー

ラベンダー

古代ローマ時代から香水や入浴剤として使われていました。

名前はラテン語の「lavare(洗う)」に由来し、清浄なイメージがあります。

ローズマリー

ローズマリー

古代ギリシャでは、記憶力増強や魔除けの効果があると信じられていました。

名前はラテン語の「ros marinus(海の露)」に由来し、海辺に生えることから名付けられました。

ミント

スペアミント

古代ギリシャ神話では、冥府の女神ペルセポネーの象徴とされていました。

名前はギリシャ語の「Mintha(ニンフの名前)」に由来し、神話に登場するニンフがミントに変身したという説があります。

タイム

タイム

古代エジプトでは、ミイラの防腐剤として使われていました。

名前はラテン語の「thymus(勇気)」に由来し、古代ギリシャでは戦士が勇気を高めるためにタイムを身に着けていたという説があります。

人名や地名に由来のあるハーブ

ハーブの名前にはその植物の特性や特徴だけでなく、人名や地名に由来するものも多く存在します。

これは、ハーブが古くから人々の生活に深く根ざし、様々な文化の中で大切にされてきた歴史を物語っています。

人名や地名に由来のあるハーブをご紹介いたします。

セージ

セージ

ラテン語の「salvere」に由来し、「救う」という意味です。

薬効の高さから名付けられました。

タイム

タイム

ギリシャ語の「thymos」に由来し、「勇気」という意味です。

古代ギリシャでは戦士が戦場に行く前にタイムを焚いたと言われています。

バジル

バジル

ギリシャ語の「βασιλικός」に由来し、「王の」という意味です。

オレガノ

オレガノ

ギリシャ語の「oros」と「ganos」に由来し、「山の喜び」という意味です。

ペパーミント

ペパーミント

ラテン語の「piper」と「menta」に由来し、「胡椒の香り」という意味です。

見た目や感触に特徴があるハーブ

見た目に特徴があり、感触も独特なハーブは、その種類も豊富で、それぞれ個性的な魅力を持っています。

料理の香り付けだけでなく、観賞用としても楽しめるものもたくさんあります。

そんな個性豊かなハーブたちをご紹介いたします。

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリー

小さな赤い実をつけるハーブ。

イチゴに似ていることから名付けられました。

ラムズイヤー

ラムズイヤー

羊毛のような柔らかい葉が特徴のハーブ。

触るとふわふわとした感触を楽しめます。

チャービル

チャービル

その繊細な見た目と上品な香りから、「美食家のパセリ」とも呼ばれるハーブです。

西洋料理では古くから親しまれているハーブです。

【ハーブの名前】かわいい名前のハーブ10選

かわいい名前のハーブ10選

かわいい名前のハーブ

アップルミント
レモンバーム
ベビーティアーズ(ソレイロリア)
フェンネル
カモミール
ラベンダー
ペパーミント
ステビア
アンゼリカ
ディル(イノンド)

の10個あります。

それぞれのハーブの花言葉と由来をご紹介します。

アップルミント

アップルミント

花言葉:さわやかな心、誠実

名前の由来:リンゴのような甘い香りから

レモンバーム

レモンバーム

花言葉:活発、元気

名前の由来:レモンのような爽やかな香りから

ベビーティアーズ(ソレイロリア)

ベビーティアーズ(ソレイロリア)

花言葉:変わらぬ愛、終わりのない友情

名前の由来:その葉の小ささがまるで赤ちゃんの涙のように見えることから

フェンネル

フェンネル

花言葉:勝利、強い意志

名前の由来:糸状の葉の形から

カモミール

カモミール

花言葉:リラックス、安らぎ

名前の由来:ギリシャ語の「地面のリンゴ」から

ラベンダー

ラベンダー

花言葉:静寂、清潔

名前の由来:ラテン語の「洗う」から

ペパーミント

ペパーミント

花言葉:誠実、気品

名前の由来:ギリシャ語の「ペペロス(消化)」から

ステビア

ステビア

花言葉:幸運、甘い誘惑

名前の由来:ギリシャ語の「ステビア(甘い)」から

アンゼリカ

アンゼリカ

花言葉:守護、霊感

名前の由来:ラテン語の「天使」から

ディル(イノンド)

ディル(イノンド)

花言葉:豊かさ、繁栄

名前の由来:北欧の言葉「dilla(和らげる)」から

【ハーブの名前】かわいい名前のハーブに関する豆知識

かわいい名前のハーブに関する豆知識

かわいい名前のハーブに関する豆知識

ハーブの和名と洋名の違い
ハーブの名前の面白エピソード

の2つがあります。

それぞれに由来のあるハーブをご紹介します。

ハーブの和名と洋名の違い

和名は、日本で古くから親しまれている名前です。

ハーブの見た目の特徴や、香り、効能などを表したものが多く、親しみやすい響きがあります。

洋名は、ハーブの原産国や、ヨーロッパでの呼び名です。

学名に由来するものも多く、ハーブの分類や系統を知る手がかりになります。

ラベンダー

和名:ハナハッカ
洋名:Lavender
由来:ラテン語の「lavare(洗う)」から。ラベンダーの花を水に浸して洗濯に使っていたことから。

ミント

和名:ハッカ
洋名:Mint
由来:ギリシャ神話の冥府の女神ペルセポネーに捧げられたことから。

カモミール

和名:カミツレ
洋名:Chamomile
由来:ギリシャ語の「chamai(地面)」と「melon(リンゴ)」から。
リンゴのような香りを持つ地面に生える植物という意味。

ハーブの名前の面白エピソード

ハーブの名前には、その植物の見た目、香り、歴史、そして人々の生活との関わりなど、様々な物語が隠されています。

そんないろんな物語や面白エピソードがあるハーブをいくつかご紹介いたします。

エノコログサ(ネコジャラシ)

エノコログサは、猫がじゃれるように遊ぶ姿から「ネコジャラシ」とも呼ばれています。

実は、ハーブの一種です。

ヨーロッパでは古くから魔除けとして使われていたという歴史も持ちます。

オレガノ

イタリア語で「野生の喜び」を意味する「Origano」が語源です。

その名の通り、爽やかな香りで料理に喜びを与えてくれます。

しかし、英語では「Dittany of Crete」と呼ばれ、クレタ島の女神ディクティナに捧げられたハーブという、ちょっと堅苦しい一面も持ち合わせています。

タイム

英語で「時間」を意味する「Time」が語源です。

これは、タイムの香りが記憶を呼び起こすという説に由来します。

しかし、フランス語では「Thym」と呼ばれ、古代ギリシャ語で「勇気」を意味する言葉に由来する説もあります。

タイムは料理だけでなく、古代ギリシャでは戦士の勇気を高めるために用いられていたようです。

パセリ

英語で「岩のセリ」を意味する「Parsley」が語源です。

これは、パセリが岩場などの厳しい環境でも育つことから名付けられました。

しかし、日本語では「パセリ」としか呼ばれず、その由来を知る人は少ないかもしれません。

ローズマリー

英語で「海のしずく」を意味する「Rosemary」が語源です。

これは、ローズマリーの葉が海水を思わせるような形をしていることから名付けられました。

しかし、ラテン語では「Rosmarinus」と呼ばれ、聖母マリアの象徴とされるハーブという、聖なる一面も持ち合わせています。

ミント

ギリシャ神話に登場する冥府の神プルートンの娘、ミンテに由来します。

プルートンがミンテを愛したあまり、妻のプロセルピナに嫉妬され、踏み殺されてしまったという悲しい物語があります。

しかし、ミントは死後も美しい香りを放ち続け、人々に愛されるハーブとなりました。

まとめ

ハーブの名前の由来は?かわいい名前のハーブに込められた意味 まとめ

ハーブの名前の由来やかわいい名前のハーブに込められた意味を紹介いたしました。

ハーブの名前には、そのハーブの特徴や歴史、伝承など様々な意味が込められています。

かわいい名前も魅力のひとつですが、そのハーブの由来を知るとことでハーブの知識や理解が深まり、さらに愛着を持ってもらえると思います。

いろんな種類のかわいい名前のハーブを紹介しました。

是非お気に入りのかわいい名前のハーブを見つけて、暮らしアクセントに取り入れてみてくださいね。

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