【徹底解説】蛾が嫌うハーブ10選!衣類や食品を守るハーブの力

ハーブ

さわやかな季節になって来た時期に活発に活動する虫たち。

その中でも見た目から気持ち悪い蛾が活動するのが一般的に春から秋の時期になります。

どこからともなく飛んできて、家の中のワードローブやクローゼットに入っては大切な服に穴をあけたり、食料を置いてる場所に入っては食品を汚染する害虫。

そんな蛾や虫に効果のある虫よけハーブをご紹介します。

蛾の生態と被害

蛾の種類と特徴

蛾の種類

世界には約16万種もの蛾がいると言われています。
種類が多く、分類も複雑ですが、代表的な分類としては以下のものがあります。
アトリウム上科:ヤガ、ツノモスズメ、アオバモドキなど
オオヨコバイ上科:オオヨコバイ、フタオモドキなど
コオロギモドキ上科:コオロギモドキ、ヒカリコムシなど
チョウ目:チョウ

これらの分類に加え、生態や形態に基づいた分類もされています。

蛾の特徴

蛾は、チョウと比べて以下の特徴があります。
触角:糸状や櫛状など、先端が棍棒状にならない。
口:ストロー状に細長く伸びた口吻と呼ばれる。
活動:夜行性が多い。
体:太い。
翅:三角形または丸みを帯びた形状。
色彩:地味なものが多い。

しかし、これらの特徴は必ずしも当てはまるとは限りません。
昼行性の蛾や、鮮やかな色彩を持つ蛾も存在します。

蛾が好む環境

蛾が好む環境

蛾は、夜行性の昆虫です。そのため、以下の環境を好みます。
暗い場所:昼間は活動せず、暗い場所に隠れています。
湿度の高い場所:乾燥した場所は苦手です。
静かな場所:騒音があると活動しにくくなります。
花の蜜や樹液:成虫は花の蜜や樹液をエサとしています。
産卵場所:メスは、植物の葉や枝などに卵を産みます。

蛾が嫌がる環境

逆に、蛾は以下の環境を嫌います。
明るい場所:光に集まる習性がありますが、長時間光に当たると死んでしまうことがあります。
乾燥した場所:乾燥した場所は苦手です。
騒音:騒音があると活動しにくくなります。
殺虫剤:殺虫剤は効果的です。

蛾による被害

衣服への被害

蛾の成虫は、衣服に卵を産み付けることがあります。
孵化した幼虫は衣服を食害し、穴を開けたり、生地を傷めたりします。

食品への被害

一部の蛾の成虫は、穀物や乾物などの食品に卵を産み付けることがあります。
孵化した幼虫は食品を食べ、腐敗させることがあります。

人体への被害

一部の蛾の成虫は、皮膚に触れると、かぶれや発疹などの症状を引き起こす可能性があります。

蛾が嫌うハーブ10選

ラベンダー

ラベンダーは、最も人気のある虫除けハーブの一つです。
リナロールを含むため、フローラルな香りとともに虫除け効果があります。

シトロネラ

シトロネラは、強いレモンのような香りが特徴です。
シトロネラールという成分が、蛾を寄せ付けません。

ペパーミント

ペパーミントは、爽やかなメントールの香りが特徴です。
強いメントールの香りが、蛾にとって不快で、虫除け効果が期待できます。

ローズマリー

ローズマリーは、スパイシーでハーブのような香りが特徴です。
この香りは、蛾だけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫にも効果的です。

タイム

タイムは、温かみのあるハーブのような香りが特徴です。
この香りは、蛾だけでなく、ノミやダニなどの寄生虫除けにも効果的です。

バジル

バジルは、スパイシーで爽やかな香りが特徴です。
シネオールやリナロールを含むため、スパイシーな香りに虫除け効果が期待できます。

レモングラス

レモングラスは、レモンのような爽やかな香りが特徴です。
シトロネラールという成分を含むため、蛾にも効果が期待できます。

ユーカリ

ユーカリは、強いメントールの香りが特徴です。
シトロネラールやユーカリプトールなどの成分を含むため、蛾にも効果があります。

ニオイアオイ

ニオイアオイは、独特な甘い香りが特徴です。
この香りは、蛾だけでなく、アリやハチなどの昆虫にも効果的です。

ゲラニウム

ゲラニウムは、爽やかなフローラルな香りが特徴です。
この香りは、蛾だけでなく、ハエや蚊などの昆虫にも効果的です。

ハーブを使った蛾対策

蛾が嫌うハーブの選び方

蛾対策に効果的なハーブはいくつかありますが、最も効果的なのはラベンダーです。
ラベンダーは、蛾だけでなく蚊やハエなどの他の虫にも効果があり、爽やかな香りが人気です。

その他、ペパーミント、レモングラス、ユーカリ、ローズマリーなども蛾よけに効果的です。

これらのハーブは、それぞれ異なる香りを持っているので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。

その他の選び方のポイント

香り:好きな香りを選ぶと、ガーデニングも楽しめます。
見た目:花や葉が美しいハーブを選ぶと、庭やベランダの景観を良くすることができます。
栽培難易度:初心者でも育てやすいハーブを選ぶと良いでしょう。

蛾が嫌うハーブの利用方法

蛾は、衣類を食品を虫食いしてしまう害虫です。蛾対策にはハーブが効果的です。

ハーブには、蛾が嫌がる香りや成分が含まれているため衣類にハーブを近づけることで、蛾を寄せ付けずに防虫することができます。

衣類の防虫

ハーブを直接衣類に付ける

乾燥させたハーブを布袋に入れて、衣類と一緒にクローゼットやタンスに置いておく。
ハンガーに直接ハーブを束ねて吊るしておく。
サシェを作って、衣類と一緒に収納する。

ハーブオイルを使う

ハーブオイルを布に染み込ませ、衣類に吹き付ける。
ハンガーにハーブオイルを染み込ませた布を巻いておく。

食品の防虫

ハーブを直接食品に付ける

シナモン、クローブ、ローリエなどのハーブを布袋に入れて、食品と一緒に密閉容器に置いておく。
ハーブを乾燥させて、食品に直接振りかける。

ハーブオイルを使う

ラベンダーオイルやペパーミントオイルなどを布に染み込ませ、食品を包む布や容器に拭き付ける。

屋外での虫除け

ハーブを植える

蛾が嫌がる香りのするハーブを庭やベランダに植えることで、効果的に虫除けすることができます。

ハーブの鉢を置く

ハーブの鉢を玄関先やベランダなど、蛾が侵入しやすい場所に置くことで、虫除け効果が期待できます。

ハーブサシェを作る

乾燥させたハーブを布袋に入れてサシェを作り、玄関先やクローゼットなどに置くことで、虫除け効果が期待できます。

蛾が嫌うハーブの注意点

ハーブは虫除け効果が期待できますが、蛾に対しても注意が必要です。

蛾が嫌うハーブとしてよく挙げられるのは、シトロネラ、レモンバーム、ペパーミント、ラベンダーなどです。

しかし、これらのハーブであっても、栽培方法や使い方によっては効果が得られなかったり、逆に蛾を引き寄せてしまう場合もあります。

他にも以下の注意が必要です。

・ハーブの香りは人によって好き嫌いがあります。
強い香りが苦手な場合は、使用量を調整したり、他のハーブと組み合わせて使うようにしましょう。
・ハーブは効果が持続するわけではないので、定期的に新しいハーブを用意する必要があります。
・ハーブによっては、妊娠中や授乳中の方、アレルギー体質の方などは使用を控えた方がよい場合があります。

その他の蛾対策

蛾の侵入を防ぐ

窓や網戸に隙間を作らない

隙間テープや網戸を隙間なく取り付け、蛾の侵入を防ぎます。

換気扇に防虫ネットを取り付ける

換気扇は蛾の侵入経路になりやすいので、防虫ネットを取り付けて対策しましょう。

玄関やベランダの隙間を塞ぐ

玄関ドアやベランダの隙間をコーキングなどで塞ぎ、蛾の侵入を防ぎます。

蛾を捕獲する

虫取り網で捕まえる

最も基本的な方法です。網を大きく広げて、蛾が飛んできたらすっぽり包み込みます。

ペットボトルで捕まえる

ペットボトルに洗剤水を入れ、蓋に穴を開けます。蛾が光に誘われて穴に入り、洗剤水で溺れて捕まります。

粘着テープで捕まえる

窓や壁に粘着テープを設置することで、蛾が止まった際に捕獲できます。

殺虫剤を使用する

市販の殺虫剤を直接噴霧したり、燻煙剤を使用したりすることで、蛾を駆除することができます。ただし、薬剤によっては人体やペットに害を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

フェロモントラップを使用する

特定の蛾の種類に対して効果的なフェロモンを使用し、引き寄せられた蛾を捕獲します。

専門業者に依頼する

蛾の数が多く、自分で駆除するのが難しい場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。

まとめ

蛾が嫌うハーブを紹介してきました。

ハーブには蛾や虫よけに効果がある成分を含むものも多いですが、薬剤とは異なり安心安全に利用することができます。

様々なハーブの特性を理解して、用途に合ったハーブを選ぶことで衣類や食品の防虫にも役立てることができます。

もちろんハーブの使用にも注意点はあります。

小さいお子様やアレルギーのお持ちの方は注意が必要ですが、植物本来の力を利用することで人間の体に害が少ないオーガニックな素材として最適だと思いますので、ハーブをぜひ使用してみて下さい。

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