ラベンダーは、地中海原産のシソ科の多年草植物で、美しい花と香りで人気があります。
育て方も比較的簡単で、初心者でも挑戦しやすいハーブです。
しかし、ラベンダーは植え替え時期を間違えると、枯れてしまうことがあります。
そこで今回は、ラベンダーの植え替え時期と、根を切るタイミングと方法について詳しく解説します。
ラベンダーの根を切るタイミング
ラベンダーは根を傷つけやすい植物です。
そのため、植え替えの際は根を切る必要はありません。
根鉢を崩さずに、そのまま新しい鉢に移し植えましょう。
ただし、根詰まりしている場合は、根を少し切る必要があります。
根詰まりしていると、水や養分が行き渡らず、植物が弱ってしまいます。
根詰まりしているかどうかは、鉢底から根が出ているか、水やりしてもすぐに水が鉢底から流れ出るかどうかで判断できます。
根が出ているか、水がすぐに流れ出る場合は、根詰まりしている可能性があります。
ラベンダーの根を切る方法
ラベンダーの植え替えを行う際は、根を切ることが必要になります。
根切りを行うことで、古い根を取り除き、新しい根の生長を促進することができます。
根切り方法は、以下の通りです。
- 鉢からラベンダーを取り出し、土を軽く落とします。
- 根をほぐし、茶色く枯れた根や、細い根を切り取ります。
- 根鉢の底の部分を1~2cmほど切り取ります。
- 切り口に殺菌剤を塗ります。
ラベンダーの植え替え時期
ラベンダーの植え替え時期は、春と秋の2回です。
春の植え替え時期は、4月下旬~5月中旬頃です。
この時期は、ラベンダーの成長が活発になる前に植え替えることができます。
また、春に植え替えると、夏までに根がしっかりと張ることができ、秋冬の寒さにも耐えやすくなります。
秋の植え替え時期は、9月下旬~10月中旬頃です。
この時期は、ラベンダーの開花が終わって、新しい芽が出る前の休眠期に入ります。
休眠期に植え替えることで、ラベンダーへの負担を減らすことができます。
ラベンダーの植え替えのタイミング
ラベンダーの植え替えは、以下のタイミングで行うのがおすすめです。
- 根鉢から根が出ている。
- 水やりの頻度が増えた。
- 葉が黄色くなったり、枯れたりしている。
- 成長が止まった。
これらのサインが見られたら、ラベンダーの根詰まりや老化が考えられますので、植え替えを検討しましょう。
ラベンダーの植え替え方法
- 適切な大きさの鉢を用意する。鉢の大きさは、根鉢より一回り大きいものを選びます。
- 鉢底石を敷く。鉢底石は、水はけと通気性を良くする効果があります。
- 培養土を入れる。ラベンダーは水はけと通気性の良い土を好みます。市販のハーブ用培養土がおすすめです。
- ラベンダーを鉢の中央に置く。根鉢を崩さないように、優しく扱います。
- 培養土で埋める。株元が少し高くなるように、培養土をしっかりと詰め込みます。
- 水を与える。たっぷりと水を与え、土全体を湿らせます。
ラベンダーの植え替え後の管理
植え替え後は、日当たりのよい場所に置き、土の表面が乾いたら水を与えます。
また、月に1回程度、緩効性肥料を与えます。
ラベンダーは、剪定をこまめに行うことで、形を整えたり、風通しを良くすることができます。
剪定は、花が終わった後または春先に行います。
まとめ
ラベンダーの植え替え時期と根を切るタイミングをご紹介しました。
ラベンダーの植え替え時期は、春と秋が適しています。
根詰まりしている場合は、根を少し切ることで、新しい根が生えやすくなりますし、より健やかに育てることができます。
植え替え後は、日当たりの良い場所で育て、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
上記でも記述してるように、これらのポイントを押さえて、ラベンダーを植え替えたり、根切をして元気に育てて下さいね。
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